以前、特別養護老人ホームちとせ北本で生活されていた入居者様。
ご逝去された後も、ご家族様とのご縁は続いています。
入居者様のお嫁様と、一緒に過ごした馴染みのユニットスタッフで旅行に出かけました。

旅の道中、車内では自然と亡くなられた入居者様の思い出話に花が咲きました。
「毎日、日記をつけられていましたよね」
「ドリルをよくやっていたよね」
「母は遠方で長年暮らしていたけど、歳を重ねて私達夫婦の近くに来たいと言って、北本に引っ越して来てくれたの」
「なんだか今も、ユニットにいらっしゃるようなかんじがするんです。」

懐かしい思い出を語り合いながら、笑顔になったり、少し寂しい気持ちになったり……。
そこには、入居者様が確かに生きてこられた時間と、私たちとご家族様が一緒に過ごしてきた大切な時間がありました。
大切な人を亡くすということ。
思い出を語り合える人がいること、一緒に笑い合える時間があること、そして、亡くなられた後も変わらずつながっていられる関係があること。
それもまた、グリーフケアの大切なかたちなのではないかと感じます。

大切なご家族が亡くなられた後も、残されたご家族様には、ご家族様らしい人生があります。
故人様との思い出を心に抱きながら、これからも自分らしく、笑顔で過ごしていただきたい。
私たちは、入居者様の生活を支えるだけでなく、その方を大切に想うご家族様とのつながりも大切にしていきたいと考えています。
「亡くなられたら、それで終わり」ではなく、「亡くなられた後も続いていくご縁」。
これからも、ご家族様の想いに寄り添い、共に思い出を語り合い、笑顔になれる時間を大切にしていきたいと思います。
素敵なご縁に感謝を込めて。

