暮らしのなかのホスピスマインド④~ハッピーライフノート~

特別養護老人ホームちとせ北本

ホスピスマインドとは、苦しみを抱える人の身体的、精神的、社会的な痛みや不安に寄り沿い、その人らしい生き方を温かく支えようとする「思いやりの心」のことを言います。

「生きる」ということは、時に病にかかり、他者との関係で悩み、老いていく中の葛藤があります。

 

 

老いていく自然な人間の過程では、少しずつ歩かなくなり、少しずつ食べなくなり、少しずつお話しなくなります。

それはまるで、生まれてきた姿に戻るように、少しずつ身軽にして旅立ちの準備をします。

赤ちゃんが生まれた時、歩けない、食べれない、お話しできない赤ちゃんを見ながら、お母さんや周りの家族は小さな幸せをたくさん発見します。

赤ちゃんが寝たまま楽しめるように、つるし飾り(ベビーモビール)を見える位置に設置します。

赤ちゃんの心地よく暮らせるようオルゴールの音楽をかけます。

赤ちゃんが心地よさそうな表情を見せると、お母さんや周りの家族は、今日一日の疲れを一瞬で忘れてしまうほど幸せな気持ちになります。

人間の最期も、生まれた頃のように、小さな幸せがたくさん溢れているのです。

そんな小さな幸せを綴ろうと誕生したのがハッピーライフノートです。

 

ハッピーライフノートのメッセージを一つ紹介させてもらいます。

外国人スタッフからのメッセージです。

「22時 かれのへやに行って、名前を呼ぶと彼は返事をしました。

私が彼の手を握ると、彼も私の手を強く握り返してくれました♡♡♡」

これからも、ちとせ北本では、小さな幸せを大切にしていきます。