こんにちは、デイサービスセンターちとせです。
今日は、20年間高齢者の皆さんの「お尻の問題」と向き合ってきた私が、
「これはすごい!」と感動したエピソードをお話しします。
車椅子生活の切実な悩み「お尻が痛い」
施設で過ごされる高齢者の方の多くは、一日の大半を車椅子で過ごされます。
「不思議と痛くないよ」と仰る方もいれば、一方で、言葉に出せなくても
「実はずっとお尻が痛くて辛い……」という方も少なくありません。
ご家族も心配してクッションを用意してくださるのですが、市販の薄いスポンジや低反発のものでは、
時間が経つとお尻の骨が座面に当たってしまい(これを専門用語で『底付き』と言います)、
痛みを防ぎきれないことが多いんです。
「良いのはわかる、でも高い!」という壁
もちろん、医療用の素晴らしいクッションは存在します。
ただ、お値段も立派で、1万円は軽く超え、高いものだと5万円ほどするものも……。
「もし買ってみて合わなかったら申し訳ないな」と思うと、なかなかご家族に強くおすすめできないのが、
私たちセラピストの心苦しい本音でした。
ホームセンターで出会った「2,000円の救世主」

そんなある日、ホームセンターで見かけたのが、卵を置いても割れないという触れ込みの
「ハニカム構造(蜂の巣状)のジェルクッション」。しかも約2,000円と格安!
「これ、どうかな?」と試しに座ってみると、1枚では少し底付き感があったのですが……。
「じゃあ、2枚重ねたらどうなる?」
これが、目から鱗の座り心地だったんです!
●底付き感が全くない!
●お尻の動きに合わせて適度にしなる!
●体が前にズレにくい!
まさに「これだ!」という感触でした。
愛の(?)手作りカバー大作戦
現在、私が担当しているご利用者様の中に、お尻の皮膚トラブル(褥瘡など)に悩まれている方がいます。
「なんとかしてあげたい」と思い、この「2枚重ねクッション」を導入することにしました。
2枚がバラバラにならないよう、妻に特注の専用カバー作りをお願いしたのですが……。
裏面が滑り止め素材になっているため、ミシンが滑って使えず、結局まさかの「全面手縫い」に!
妻には本当に頭が上がりません。
(ちなみに完成後、妻から「マジックテープでくっつけるだけで良かったんじゃない?」と言われ、
その通りすぎてぐうの音も出ませんでした……笑)

知っておいてほしい「注意点」
この「2重ハニカムクッション」、非常に優秀ですが、試してみてわかった注意点もあります。
1、お尻に「跡」がつく場合がある
体重のある方(80kg以上目安)が使うと、
お尻に蜂の巣のような跡がしっかり残ることがあります。
見た目のインパクトが強く、看護師さんが驚いてしまうことも……。
痛みは減りますが、皮膚の状態には注意が必要です。
(100均で厚めのクッションカバーが300円程度で販売していますので、それを代用すると跡は軽減されます)
2、姿勢保持のサポートが必要な場合も
脳卒中などで体に麻痺がある方は、クッションの柔らかさで逆に姿勢が崩れやすくなることがあります。
その場合は、別のサポート用クッションを併用するなどの工夫が必要です。
おわりに
ちょっとした工夫で、長年の「座る苦痛」が「快適な時間」に変わるかもしれません。
何より、ご利用者様が笑顔で過ごせるようになることが一番の願いです。
もし「お尻の痛み」で悩んでいるご家族がいらっしゃれば、一つの選択肢として参考にしてみてくださいね。
※あくまで個人の感想と実践例です。
お体の状態によっては合わない場合もありますので、お試しになる際は専門スタッフにご相談ください。
【理学療法士がお手伝いできること】
「うちの親に合うクッションはどれ?」といったご相談も大歓迎です。
デイサービスに来られた際に、いつでもお気軽にお声がけください!
▼1問アンケートのお願い(10秒)
今後の記事づくりの参考にします。
アンケートはこちらです↓↓
https://docs.google.com/forms/d/1zFnXIm1CMO-MKB_jVGdikXKVApaXgS_mVdTAsrI2QpM/viewform

