こんにちは、デイサービスセンターちとせです。
皆様こんにちは。
理学療法士の上田知成です。
だんだんと暑い日も多くなり、体調を崩しやすい時期です。
お身体に無理なく運動を行い、バランスのとれた食事を摂り、よく睡眠するようにして、体調を管理してくださいね。
さて今回は、介護現場でよく見にするズッコケ座りになっている方を、
一発で姿勢よく座ってもらうための介助方法の一つをご紹介します。
一般的に、ズッコケ姿勢になっている方は、自分で座り直しが難しい方が多く、介助にて姿勢を直しすことになります。
一番手っ取り早くやれそうな方法は、下の動画のように、後ろから両脇の下に手を入れて、引っ張り上げる方法です。
しかしこの方法だと、体が一直線になり、腰が椅子(車椅子)の奥まで入りませんし、
入らないから無理に引っ張り上げて介助する方は疲労するばかりです。
正しく楽に腰を椅子の後ろに入れるには、通常元気な人が座り直しをするような動きを誘導してあげればよいのです。
その方法は、少し体を前に倒して重心をいったん前に持っていき、腰を浮かせて後ろに移動させればよいのです。
下の動画をご覧ください。
後方からこの動きを誘導するには、身長が高ければできなくはないですが、
基本的に前方から介助するのが良いと思います。
コツは、足の下に台を置いて膝の位置を座っている面より少し高くすると良いです。
そして、前方から両脇に手を入れて、体を前に倒して少し腰が浮いた時に、
自分の膝で相手の膝を押してあげると一発で簡単に腰が後ろに移動します。
皆様の介護のヒントになれば幸いです。
そんなこと当たり前のようにされている方には大変失礼いたしました。