単なる「歯磨き」ではない「口腔ケア」が全身の健康と笑顔に繋がる理由

デイサービスセンターちとせ

こんにちは、デイサービスセンターちとせです。

皆様こんにちは。 
理学療法士の上田知成です。
 
今日の朝は霜が降りて、畑は一面白く光っていました。
日光にあたりキラキラ光ってとても綺麗でした。
しかし、寒い...。
皆様、体操をして体をあたためて、健康を維持していきましょう!
 

理学療法士というと、「歩く」「立つ」といった体の動きをサポートする

専門家というイメージが強いかもしれません。しかし、私たちが最も大切にしているのは、

ご利用者様が「ご自身の力で、安全に、豊かな生活を送る」ことです。

 

その豊かな生活を送る上で、「食べる」という行為は欠かせない喜びであり、栄養源です。

私たちが提供する機能訓練は、この「食べる」という動作を最後まで安全に、

美味しく行えるように支えることにも繋がっています。

   

今回、皆様にぜひ知っていただきたいのが、「口腔ケア(お口のケア)」の本当の重要性です。

単なる「食後の歯磨き」とあなどるなかれ。

 

この口腔ケアが、誤嚥性肺炎の予防だけでなく、皆様の全身の健康認知機能

そして心の元気にまで深く関わっているのです。

 

このシリーズでは、3回に渡り機能訓練指導員である私の視点から、

口腔ケアがなぜ「命を守る新常識」と言えるのかを、分かりやすく解説していきます。

 

1.なぜ今、「口腔ケア」が重要視されているのか?

   

「お口の中のケア」が、なぜこんなにも注目されているのでしょうか。

その最大の理由は、高齢者の健康を脅かす重大なリスクに深く関わっているからです。

 ① 高齢者の命を脅かす「誤嚥性肺炎」の影

  誤嚥性肺炎は、高齢者の方の死亡原因の上位に位置する大変恐ろしい病気です。

  これは、食べ物や唾液などが誤って気管に入り、肺で炎症を起こすことで発症します。

  問題は、誤嚥によって気管に入り込む「異物」です。

  多くの場合、それは食べカスではなく、「口腔内に存在する細菌」なのです。

   

 ② お口の細菌は「万病の元」

  歯の表面や舌、入れ歯などに付着しているプラーク(歯垢)には、

  信じられないほどの数の細菌が潜んでいます。

  の数は、わずか1gのプラークに億単位と言われています。

  この細菌の塊が、飲み込みの力が弱くなった拍子に、唾液と一緒に気管に流れ込んでしまうと、

  肺の中で繁殖し、深刻な肺炎を引き起こします。

 

つまり、口腔内を清潔に保つことこそが、

誤嚥性肺炎という命に関わるリスクを遠ざけるための、最も強力な予防策になるのです。

 

次回、「誤嚥性肺炎予防の「3つの柱」」を綴ります。

お楽しみに!

 
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