理学療法士が伝える!「フレイル予防とは?:健康寿命を延ばすための具体的な行動」

デイサービスセンターちとせ

こんにちは、デイサービスセンターちとせです。

皆様こんにちは。 
理学療法士の上田知成です。
 
あの暑かった日々はどのに行ったのでしょうか?
気温が急に下がり、秋が訪れました。
これから、食べ物が美味しい時期になりますね。
皆様、季節の食事を楽しんで、運動もして、健やかに生活していきましょう!
 

私たちが目指すのは、「いつまでも自分らしく、元気に活動できる毎日」。

そのためには、ご自身の健康状態を正しく知り、早めの対策を講じることが大切です。

今回は、近年注目されている「フレイル(虚弱)」をテーマに、

全3回に渡り、健康寿命を延ばすための具体的な行動について、

理学療法士の視点から分かりやすくお伝えします。

1回目の今日は「フレイルって何だろう?」です。

 

🌟 フレイルって何だろう?

「フレイル」とは、健康な状態から要介護状態へ移行するまでの、

心身の活力(筋力や心、認知機能など)が低下している状態を指します。日本語では「虚弱」と訳されます。

病気ではないけれど、「最近疲れやすいな」「歩くのが遅くなったな」と感じる、

健康と要介護の間の、ちょうど「黄信号」の状態です。

このフレイルには、「可逆性」という大切な特徴があります。

つまり、早めに気づいて適切な対策をすれば、健康な状態に戻る可能性があるということです。

フレイルを放置すると、ちょっとした病気や怪我がきっかけで

一気に要介護状態に進んでしまうリスクが高まります。

だからこそ、日頃からの予防と対策が非常に重要になるのです。

 

フレイルは、単なる体の問題だけでなく、以下の3つの側面から構成されています。

 

 1. 身体的フレイル(フィジカルフレイル)

  • 筋力や移動機能の低下:歩く速度が遅くなる、疲れやすい、ペットボトルの蓋が開けにくいなど。

  • サルコペニア(筋肉量・筋力の減少)やロコモティブシンドローム(運動器の衰え)などが代表例です。

  • 最近では、口腔機能の低下を指すオーラルフレイルも注目されています。

  

 2. 精神・心理的フレイル

  • 認知機能の低下:物忘れが多くなる、軽度の認知症。

  • 気分の落ち込み:うつ状態、やる気の低下。

  

 3. 社会的フレイル

  • 社会との交流の減少:外出の機会が減る、独居、友人や家族との会話が少なくなる。

  • 経済的な困窮。

  

 

れらの状態は、適切な対策を行うことで予防や改善(可逆性)が可能である点が重要視されています。

 

次回は、「フレイル予防の3つの柱:三位一体で健康寿命を延ばす」です

お楽しみに!

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