高齢者の筋力トレーニング:いつまでも自分らしく、活動的な毎日を送るために!【その①】

デイサービスセンターちとせ

こんにちは、デイサービスセンターちとせです。

皆様こんにちは。 
理学療法士の上田知成です。
 
梅雨だというのになんという暑さでしょうか!
暑いと食欲が落ち気味になる方もいらっしゃると思いますが、栄養と水分をしっかり摂り、
涼しい場所で適度な運動を行い、梅雨バテしないように頑張って生きましょう!
 
今回は、高齢者の皆さんにとって非常に重要な「筋力トレーニング」について取り上げたいと思います。
「筋力トレーニング」と聞くと、若い人がするイメージがあるかもしれませんが、
高齢者の方にこそ積極的に取り組んでいただきたい運動です。
 
筋力は年齢とともに自然と低下していきますが、適切なトレーニングを行うことで、
そのスピードを緩やかにし、いつまでも活動的な毎日を送るための土台を築くことができます。
 
まず今回は
①高齢者の筋力トレーニングの意義とは?
についてです。
次回以降
②筋力トレーニングを行う上での注意点
③効果的な筋力トレーニングの方法
の全3回シリーズでお話ししたいと思います。
 
 
【高齢者の筋力トレーニングの意義とは?】
高齢者の筋力トレーニングには、単に筋肉を鍛える以上の、多岐にわたる意義があります。
サルコペニアの予防・改善
 サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉量の減少と筋力の低下を指します。
 進行すると、転倒しやすくなるだけでなく、日常生活動作(ADL)の低下や、QOL(生活の質)の著しい低下を招きます。
 筋力トレーニングは、サルコペニアの予防・改善に最も効果的な手段の一つです。
転倒骨折の予防
 筋力の低下は、バランス能力の低下に直結し、転倒のリスクを高めます。
 特に、足腰の筋力や体幹の安定性が低下すると、ちょっとした段差でもつまずきやすくなります。
筋力トレーニングで下肢筋力や体幹を鍛えることで、転倒しにくい身体づくりができます。

日常生活動作(ADL)の維持・向上
 立ち上がる、座る、歩く、階段を上る、トイレに行く、お風呂に入るなど、
 私たちが普段当たり前に行っている動作には、様々な筋力が必要です。
 筋力トレーニングによってこれらの動作が楽に行えるようになり、自立した生活を長く続けることができます。
慢性疾患の予防・改善
筋力トレーニングは、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防や改善にも効果があることが知られています。
筋肉はブドウ糖を消費する大きな器官であり、筋肉量が増えることで血糖コントロールが改善されたり、
代謝が向上したりする効果が期待できます。
精神面への良い影響
運動によって気分がリフレッシュされ、ストレス解消にもつながります。また、目標を持ってトレーニングに取り組むことで、達成感や自信を得ることができ、抑うつ状態の改善にも寄与します。活動的になることで、他者との交流の機会も増え、社会参加への意欲も高まります。
 
次回【その②】では、 筋力トレーニングを行う上での注意点について取り上げます!
 
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