特別養護老人ホームとは?

常に介護が必要で、自宅での生活が困難な高齢の方が入居して、入浴・食事・排せつなどの介助や、健康管理、機能訓練、療養上のケアを受けながら日常の生活を営むところです。

特徴

  • 入居の判定基準が設けられており、対象となる方の要介護度、認知症の状況、健康状態、介護者の有無を含む生活環境等から入居の優先順位を決めて、優先順位の高い方からご入居頂けます。
  • 特別養護老人ホームは看護師も常勤で配置されているので、療養上のケアを受けながら日常生活を営むことも可能※1ですが、あくまでも暮らしの場であり、病院のような治療の場ではございません。人生最期の日まで、暮らしの営みを継続することを目指す施設です。
  • 看取りの対応が可能ですので、最期まで暮らして頂けます。

※1 療養上のケア、医療的なケアは、その内容によってはご入居頂ける場合とご入居頂けない場合がございます。また、その基準については施設毎に異なりますので、先ずは入居を検討される施設の生活相談員に直接ご相談下さい。

イメージ - 特別養護老人ホーム

料金

  • 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)は公的な施設のため、比較的安価な費用で利用が可能です。利用される方の所得等に応じて料金が変わりますので、詳しくは生活相談員にご相談下さい。
  • 有料老人ホーム等とは違い、入居一時金はございません。

イメージ - 特別養護老人ホーム

施設形態

千歳会が運営する特別養護老人ホームは、全室個室ユニット型になります。
施設形態には「多床室」、「従来型個室」、「ユニット型個室的多床室」、「ユニット型個室」があります。従来型は4人部屋が一般的となっており、一部2人部屋や個室があります。一方、ユニット型個室は全室個室となっており、10人程度で一つのグループ(ユニット)を形成し、小人数単位で家庭的な雰囲気の中で介護を行います。これは個人のプライバシーを尊重しながら、個別ケアを充実させることを目指したものです。例えるならば、10LDKのシェアハウスで各自が自分の個室を持ちながら、必要な介護や療養上のケアを受けながら日常生活を営むイメージです。

入居条件

  • 65歳以上で要介護3以上の高齢者
  • 40歳~64歳で特定疾病が認められた要介護3以上の方
  • 特例により入居が認められた要介護1~2の方※2

※2 認知症で、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られる場合や、知的障害・精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られる場合。また、家族等の深刻な虐待が疑われること等により、心身の安全・安心の確保が困難であることや、単身世帯であり、同居家族が高齢又は病弱である等により家族等の支援が期待できず、地域での介護サービスや生活支援の供給が不十分である場合には、特例が適用となり入居できる場合がございます。詳しくは、各施設の生活相談員までご相談下さい。